好き…だけどつらいよ…



憂鬱な気持ちのまま
模試が終わった。


こりゃ今回やばいかもな…。

そんなことを思いながら
かばんに筆箱をつめていた。




ガタガタっ





え、なに?


後ろの方をふりかえった途端に
あたしの前を走り去った人がみえた。





「廉…?」




…いまから…追いかけるんだね。



でも、、間に合わないよ?

湧井くんたちは一時間も前に
学校をでたはず。


それでもあなたはいくの?



廉…。
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