好き…だけどつらいよ…


side 廉


弥生と屋上で別れたあと
俺はすぐに皐月にあいにいった。


「廉。おつかれさま」


「皐月…」

「…ちゃんと伝えれたの?」

「あぁ。すべて…
皐月のおかげだから…
ほんと感謝してる。」


「ふふっ
あたしも廉が幸せそうで
結構結構♪」

…皐月。


「ただね!ひとつお願い!

これからも…前みたいじゃなくても
一緒に友達としていて?


今度は花園さんも一緒に!」


「…あぁ。もちろん!」


皐月…ありがとな。


ほんとはお前の想い…

わかるんだ。




知ってるからこそ…



ありがとうが…

伝え足りないんだ。




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