好き…だけどつらいよ…
「大丈夫…?っ…えとね…、
さっき…部活の帰りに歩いてたら…
湧井くんと、山里くんがいて…
なんかおかしい、とおもって…、
そしたら湧井くんに
弥生がこっちに走ってったって
きいて…」
……。
「…なんかあったの?」
「あ…」
っ…どうしよう…
話すと…涙がでてきちゃう…
「弥生。話しなよ。余計つらいだけだよ?」
「っ、わかっ…なぁーー!」
それからわたしは
泣きながらも少しずつ
若菜にさっきのこと、
そしてわたしの思ってることを伝えた。