好き…だけどつらいよ…
「わ、かなぁ…ありがとぉ…」
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「あら!弥生ちゃん、いらっしゃい
久しぶりねぇ~!」
若菜の家につくと
若菜のお母さんが迎えてくれた。
「こ、んばんわ」
さっきあんだけ泣いただけあり、
ちょっとしどろもどろしてしまった。
「弥生、うえいこ?」
「うん」
若菜によばれ、二階にあがる。
「ん。そこらへんでくつろぎな」
相変わらずの女の子らしい
ピンクや白で統一された部屋。
ベッドはうさぎやくまのぬいぐるみ。
整理された戸棚には
メイク道具がたくさんならんでいる。
「…やっぱ若菜の部屋って落ち着く…」
「ふふっそぉ?
…ま、今日はね…ゆっくりしなね」
…ほんと、、若菜はなんで
こんなにわたしを理解してくれるのかな…
嬉しすぎて泣けてくるよ…
「ちょ、弥生!?
またなんで泣いてんのよー!」
へへ、、若菜…ありがと。