好き…だけどつらいよ…


「え、あれ?
湧井くん!?と…山里…くん?」



俺の背後から聞こえてきたのは

花園の親友の…

高浜だった…

「なに…してんの?」

「…高浜。頼む、あっちに
弥生が走ってったから」


湧井の言葉で高浜がなにかを
悟ったように花園の向かった方へ
ダッシュで向かっていった。




「…廉。少し話そうぜ」


「っ…あぁ」



俺は湧井にしたがって
近くにあったファミレスに入った。



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