禍津姫戦記
ハバキがたずねると、クラトはきびきびとこたえた。
「は。榊を四方にたて、注連縄で囲んだなかに岩を安置いたしました。酒と米もそなえてございます」
「姫夜はどうしている」
「それが、また具合が悪くなられたようで。お顔の色がすぐれず、すぐにふせってしまわれました」
「そうか」
「は。榊を四方にたて、注連縄で囲んだなかに岩を安置いたしました。酒と米もそなえてございます」
「姫夜はどうしている」
「それが、また具合が悪くなられたようで。お顔の色がすぐれず、すぐにふせってしまわれました」
「そうか」