禍津姫戦記
 蛇神を取り込んだ姫夜の双眸は、濡れ濡れと輝き、目元も唇もほんのり薔薇色に染まっている。たった今まぐわいを終えたかのように、けだるい色香をまとっている。

「神封じはもう終わったのか。俺が邪魔なら最初からそう云えばよかったろう」
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