禍津姫戦記
ハバキの目はしだいに力強く輝かせながら云った。
「そこへお前が現れた。それこそが俺にとっては予言だった」
姫夜は心打たれたように、ハバキをみつめ返した。
「こたびのようなことがふたたびあれば、われらの結束はいよいよ危ういものになる。残る里はなんとしてでも守り抜きたい」
「そこへお前が現れた。それこそが俺にとっては予言だった」
姫夜は心打たれたように、ハバキをみつめ返した。
「こたびのようなことがふたたびあれば、われらの結束はいよいよ危ういものになる。残る里はなんとしてでも守り抜きたい」