禍津姫戦記
 一行が到着すると、佐古田自ら満面の笑みで出迎えた。息子同然のハバキが王となったことを芯から喜んでいるようすだった。

「おお、よう来たな、ハバキ。いや、もうカツラギ王と呼ばねばな。王には若いのものたちにお言葉をたまわり、大いに励ましてもらいたい」
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