禍津姫戦記
「おお。早速にそうさせてもらう。王となったからには、一日も早く、モモソヒメの軍に匹敵する軍隊を作り上げねば、親父もおちおち隠居していられぬだろうからな」

「小さいが湯殿もござる。神司どのも、存分に手足をのばしてゆけ」

 姫夜はとなりに立っているハバキをちらりとみあげた。
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