禍津姫戦記
「兄ニ会イタクバ神門ニ来イ。次ノ満月ダ――千ノ兵ヲ用意シタトテ無駄ナコト。拒メバ、コノ地ヲ焼キ滅ボス」

 ヤギラは顔をゆがめおどろおどろしい声で告げると、泡を吹いて気を失った。
 神門。ハバキの脳裏に、初めて姫夜と出会った磐座の光景が浮かんだ。
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