禍津姫戦記
「那智ッ、那智はいるか!」
ハバキは、姫夜のからだをかついで館に運び込み、大声で那智を呼んだ。若いものたちはまだ戻っていないはずだった。年老いたものたちは休んでいたが、ただならぬハバキの声に、那智とクラトとがかけつけてきた。
「これは――」
ハバキは、姫夜のからだをかついで館に運び込み、大声で那智を呼んだ。若いものたちはまだ戻っていないはずだった。年老いたものたちは休んでいたが、ただならぬハバキの声に、那智とクラトとがかけつけてきた。
「これは――」