禍津姫戦記
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白銀の鎧に身を包んだハバキは、山の上にある磐座への細い道を先に立ってゆっくりと登ってゆく。
姫夜はあれから、物思いにふけるように口をつぐんだままだ。
やがて道が開けた。磐座はカツラギの木々に囲まれ、二人が出会った時と同じように、すがすがしい静謐な空気に包まれていた。
白銀の鎧に身を包んだハバキは、山の上にある磐座への細い道を先に立ってゆっくりと登ってゆく。
姫夜はあれから、物思いにふけるように口をつぐんだままだ。
やがて道が開けた。磐座はカツラギの木々に囲まれ、二人が出会った時と同じように、すがすがしい静謐な空気に包まれていた。