禍津姫戦記
「この俺が、一人で待てると思うのか!」
ハバキは肩で荒い息をしていたが、無言で姫夜を押しのけると、剣を抜きはなった。
「これが厄災を招く門だというのなら、今この場で叩き壊してやる」
「だめ――!」
姫夜は悲鳴をあげ、庇うように石の柱の前に立ちふさがった。
ハバキは肩で荒い息をしていたが、無言で姫夜を押しのけると、剣を抜きはなった。
「これが厄災を招く門だというのなら、今この場で叩き壊してやる」
「だめ――!」
姫夜は悲鳴をあげ、庇うように石の柱の前に立ちふさがった。