うちあげ花火


それでも毎日と付きまとってくる。



「あのさ」


私はしびれを切らしていた。


「何がしたいの?

あんたこのまま就職できなくていいの?」


裕太くんはいつもの何も考えてなさそうな顔で言う。


「へ?千晴ちゃんと絡むと

就職できなくなるの?」


「いや・・・、そうじゃなくって」


私はため息がこぼれる。


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