うちあげ花火
「わぁ!すげー!」
先に声を上げたのは彼だった。
「あら〜、可愛く出来たわね〜」
先生もポスターを手に取り、声を上げる。
「2パターン、考えてみたのですが」
「うん。どっちも伝えたい事伝えてるし合格。
両方、採用ってことで!」
「本当ですか!?」
私もつい舞い上がってしまう。
「本当よ。忍くんもそう思うでしょ?」
「はい。さすが千晴ちゃんだと思います」
いや、お前に褒められても嬉しくない。