うちあげ花火
「応援したくなる」


「千晴ちゃんが本当に

来てくれるとは思わなかった」


「私も来るはずじゃなかった」


「なにそれ〜」


彼が笑う。


今はなんだか人と話したかっただけ。


私たちは本当に近場の小さな居酒屋に居る。


チェーン店だから人は多い。


がやがやとした中、私は静かに座っている。

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