約束~幼馴染のアイツと~

今日は春休み明け最初の日なので、始業式がある。ちなみに入学式は昨日。新入生とその保護者、学校の先生方でやったようだ。

体育館に向かうために皆並ぶ。背の順に並ぶことはなくそれぞれ適当に並んで体育館へ向かう。

長々しい校長の挨拶。そして新しい先生が入る着任式があり無事に始業式を終える。

教室に戻ると席の近い私たちはイスに座りながら今日の放課後に遊びに行く予定を立てる。

「で、どうする?カラオケとか、春休み中にたくさん言ったし家にする?」と零が聞いてくる。

「じゃあ、霧斗の家にしよう!」と輝が提案する。
提案というよりはほぼ強制っぽいが。

「なんでお前が俺の家を勝手に選択してんだ。」という霧斗。

「いや~俺の部屋今、すっげぇ汚ねぇから無理だし。」とおどけて言う輝。

「だろうな。」と言った霧斗にまた絡む輝。
その間に私たち女子で勝手に決める。

「霧斗の家は平気?」と私が霧斗に尋ねると「大丈夫だ。」と答える霧斗。

だから今日は結局、霧斗の家に行くことにした。

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