ソラナミダ
「…すみません。」


「何で謝んの?いーじゃん、そんなの。綺麗だけな子なら五万といるけど…。」


「………。」


「…じゃあ、帰るね。俺の努力の結晶、プレゼンしてもいいからね。」


「ふっ…馬鹿だね、盗作になるじゃん。」


「…やっと笑った!…じゃあ、また。おやすみ……。」


「………。おやすみ。」




晴海くんは……


私の心の中にズカズカと入りこんでくる。


これが例え私じゃなくても……


彼はきっと、そうしていただろう。



…胸が、チクチクと痛んだ。










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