君の初恋だけを


ドクリ…


心臓がまるで身体の中から
揺さぶるように音をたてた。



嬉しいはずなのに
即答できない自分がいる。



あのコの影を落とすように揺れる瞳が
頭の中をかきみだす。



純一の顔がまともにみれず
思わず俯いてしまう。



いっそ全てを失えば、
どんなに楽になるだろう…



……いや、



私には無理だ。





さよなら…





大好きだった…






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