君の初恋だけを

『…酔っぱらい?』


『…そんなに飲んでないわよ』


『家に帰って飲みなよ…』


明らかに呆れたような顔をされ
少し苛立つ。


『ほっといてくれる?』


…今は一人で部屋にいたくなかった。


男の子は困ったような顔をして
何かを言おうか迷っていた。


< 16 / 156 >

この作品をシェア

pagetop