君の初恋だけを

『…また泣く…』

小さい子供をあやすように
優しく頭を撫でてくれる。


その手がとても優しくて、

相手が年下だとか、
さっき会ったばかりの初対面だとか、

そんな一切がどうでもよくて、

ただ今はその手から離れたくなかった。




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