君の初恋だけを
…そのあとは、あまり覚えてなかった。
お酒の力も手伝っていたけど
どうやって誘いいれたのか、
どう”した”のか、不思議なくらい記憶がなかった。
『…茉莉亜さん。
俺、もう帰らなきゃ…。』
床に脱ぎ捨ててある服を着ながら
男の子は私に言った。
……”茉莉亜さん”?
…私、名前教えたんだ。
……ってか、この状況…、、、
絶対”した”よね…。。。
記憶がない…。
アルコールはもうかなり抜けてはいたけど、
どこか気分がぼんやりとしていた。