君の初恋だけを
『…茉莉亜さんはまだ…
前の彼のことが好きですか?』
……!?
いきなりな質問に驚いた。
それは人の傷を抉るような
不躾な質問かもしれないのに、
彼のその真っ直ぐな瞳で言われると、
妙に素直な気持ちを答えたくなる。
自分の気持ちを偽る必要は
ないように思えるんだ。
『…あ〜…。全然!
あんなやつもういいや!…て
言いたいとこだけど…
一度好きになった人だし、
吹っ切るには時間がかかるっていうか…
嫌いにはなれないってとこかな…。』
………。
高校生相手に、
なに真剣に話してんだか…。
私はそう心の中で苦笑いをした。
前の彼のことが好きですか?』
……!?
いきなりな質問に驚いた。
それは人の傷を抉るような
不躾な質問かもしれないのに、
彼のその真っ直ぐな瞳で言われると、
妙に素直な気持ちを答えたくなる。
自分の気持ちを偽る必要は
ないように思えるんだ。
『…あ〜…。全然!
あんなやつもういいや!…て
言いたいとこだけど…
一度好きになった人だし、
吹っ切るには時間がかかるっていうか…
嫌いにはなれないってとこかな…。』
………。
高校生相手に、
なに真剣に話してんだか…。
私はそう心の中で苦笑いをした。