君の初恋だけを

『…なんでっ!』


絞り出すような声に
胸が締め付けられた。


初めての会った時、無邪気な子供のように
笑う顔が印象的だったのに、

今目の前にいる男の子は
まるで別人のような顔をしていた。


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