君の初恋だけを

駅から自分の部屋に戻るまで
純一と私ははあまり喋らないで歩いていた。


まるで一歩一歩が
何かのカウントダウンのように
私たちのリズムは一致していた。


何かが崩壊していくようなリズム…


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