日だまり

出会い

春うらら…

桜の舞う、この季節…
あたしは憧れの松原学園へ入学します！！
中高一貫の有名学園なの。
あたしは今日から中１に…
が…しかし！！！
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「あきちゃん…ど、どうしようっ！」

「はぁ～…ったく律はー。」

「き、緊張するよぉぉぉ…」

「何、言ってんの？ただの入学式でしょ。」

「ただの…って！！」

「あんた別に特別な事なんてしないじゃん。」


クールすぎるよ…
このお姉ちゃんっぽいクールなあたしの友達は、
真城晶菜-まき　あきな-
成績優秀、スポーツ万能、見た目も綺麗な自慢の友達…
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そして…
あたし…
神崎律-かんざき　りつ-
内気で泣き虫、あきちゃんとは正反対の超ダメ子…

「何、もにょもにょ言ってるの？」

「な、なんでもないっ！」

「ほら…クラス表、見に行くよ！」

「う、うんっ」
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「あ、私３組だ。律は？」

「あきちゃーん…あたし２組…離れちゃったよ…」

「あらぁ残念…まぁ、しかたないし…」

「そんなぁ～…」

「お昼は一緒に食べるからね。」

「うん…」

「じゃあ、あたし行くわ。」

「ちょ、あきちゃん！待ってよぉ…」

「律も早く自分のクラス行きな。また、メールするから。」

「う、うん…」

ほんとに、しっかりしてるよね…
あ、早くクラス行かなきゃ…
はぁぁぁあああ…あきちゃんと離れちゃったよ…