初恋〜君の隣に〜
どんな男の子なんだろう…
お友達になれるかな…
そんな事を考えていると、さっきまで嫌だった気持ちはどこかへ飛んでいった。
それからの記憶は
あんまり覚えてないけど…
でも、初めて顔を合わせたあの日のことは…鮮明に思い出せるよ。
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「夢叶、この子がお隣の颯太くんよ。」
ママが手をつないで連れてきた男の子。
少しハニカミながら
わたしに目を向けていた。
この頃から颯太は
とても顔立ちがよく
わたしよりも可愛いのゎ
一目瞭然だった。
「よっ…よろしく。」
少しピンクの頬で
ニコッと笑う。
わたしは男の子とこうして関わるのが初めてで
緊張しすぎて
何も言えなかった。