初恋〜君の隣に〜




ふと廊下に目をやり、
途端にわたしの胸は


ドキッと大きな音をたてた。


スラッとした背に、綺麗な黒髪のストレートの髪。


どこそこの俳優よりも
カッコいいと思われる

整った顔立ち。



廊下越しにその人とわたしは目が合い、その人はわたしに声をかけた。



「…あれ?夢叶まだ理科室行ってねーの?」



少し低めの、聞き慣れた大好きなこの声は…



「颯太…」



そう、わたしの大好きな




水無瀬颯太(ミナセソウタ)だった。




< 5 / 24 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop