Forever with you
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俺はとりあえず、麦茶をコップに注ぐ。
緊張しているのか、手が少し震えている。

…落ち着け、俺。


俺は深呼吸をして、2階にある自分の部屋に向かう。



【ガチャッ】



「持ってきたよ」

「ありがとー」


梨乃は俺の持ってきた麦茶を手につかみ、飲む。



「おいしーっ
あっ、そうだ」

「ん?どした?」


梨乃が突然、バックの中に手を入れる。



そして...


「はい、翔太!」

「えっ…?」


梨乃は俺に箱のような物を出してきた。



「誕生日おめでとう、翔太!!」

「…誕生日…?
えっ..誰の?」

「何言ってんの?
翔太の誕生日でしょ!」





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