Forever with you
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「打てよー、翔太!!!」

「ファイト!!!」


愛良も来ていたんだ。




俺は、ホームに立つ。


そして、




【カキィンッ】




見事なホームランを打った。
俺達の高校は勝利した。




--梨乃が俺と"仕方なく付き合っていた"ということを、


俺はこの時、信じきっていたんだ。









「お前、K大学受けるつもりはないか?」


いつも通りの学校で、俺は職員室に呼び出された。

"何も悪いことしてないぞ!?"なんて思ってた。



「K…大学?」

「あぁ、今のお前の成績なら狙えるぞ。どうだ?悪い話ではないと思うが」


K大学って、結構頭がいい奴が集まる大学じゃん。
そんな所に、俺が?




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