Forever with you

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「梨乃ちゃん!!!」


すぐに看護師がやってきた。
それから看護師は、手慣れた手つきで梨乃に呼吸器のような物をつける。




「…落ち着いたかな。
…貴方、もしかして梨乃ちゃんの彼氏さん?」

「えっ...あっ、はい」

「…取り敢えず今は呼吸が楽になったと思うから、今は寝かせてあげてください。
また後から専門医が来ますので」


看護師はそう言って、病室を出て行った。




「―――――――梨乃...」


俺はベットの上で寝ている梨乃の髪を撫でる。


今は夢の中にいんのかな...






…ふと、改めて梨乃の体を見ると、本当に痩せていた。


"肺ガン"っていうのは、人をこんなにも苦しめるのか?


胸が苦しくなる。




「…俺、幸せにするって言っても...
病気に関しては何もできねぇよ...」


涙が溢れる。




「俺は…無力だな......」


愛する人が肺ガンで苦しんでいるのに、俺は何もしてあげられない。



涙がまた、こみ上げてきた。




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