Forever with you
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「 先輩! 」


目の前に、天使が現れたと言ってもおかしくはないだろう。




「 悪い、遅れたか? 」

「 いえ、時間ピッタリですよ!
来てくださってありがとうございます 」

「 いやいや、気にしないで。
ってかこちらこそ、ありがとな」



時計を彼女にバレないように見てみた。


〔13:14〕


待ち合わせの時間は、13時。



優しい彼女を、更に好きになってしまっている俺...

バカだな、俺...
これでも中学の頃は学校一の不良だったのに。


1人の女のために、買い物に付き合ってるなんて俺らしくねぇな...







「 ...先輩なら、どんな物がほしいですか? 」

「 俺はー...特にないな。
なんでももらった物は嬉しいし... 」

「 そうですか~...。
じゃあ、これなんてどうですか? 」



そう言って彼女が俺に見せたものは、ストラップ。


金本の弟は、野球でもやってんのかな?
彼女は野球関係のストラップを持っていた。




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