Forever with you

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「…俺との約束、2つ守ってくれるか?」

「えっ...2つ?」

「…諦めないことと、もっとわがままになること」


梨乃はいつも、自分がしたい事をしていない。

だからもっと、わがままになってほしかった。




「…私、十分わがままになってるよ。
望んでいた人が、こうして戻ってきてくれたんだから」

「んだよそれっ」

「本当の事だよ。
…人に本気で愛されるって、こんな感じなんだね」


ニコッ、と笑う梨乃。

笑顔の君は、どんな表情より美しかった。




「――――お前、5ヶ月ぐらいしか離れてなかったのに...
すっげぇ綺麗になったな」

「えっ!?何言ってんの!?」

「…マジで思ったんだよ」

「…だったら、しよわだってそうだよ。
翔太、すっごい格好良くなっててビックリした」

「…お世辞だな?」

「お世辞じゃないよ!」





2人でこうやって笑えるのも、もうできないかもしれない。


それでも俺は君を愛する、って決めたんだ

君だけを愛する。


そしていつか君に"プロポーズ"という君を自分だけの人にしたい。


"愛してる"よりも広く深い言葉を、君にプレゼントしてあげたい。




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