Forever with you
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「お前のさ、本当の夢って何?」
「えっ?」
つい、思って言ってしまった。
「…教えない」
「なんで?」
「今は、言わない。
…いつかきっと、言うね」
「―――――じゃあ、1つだけ何でも叶えられるって言ったら、何を頼む?」
「…それも秘密かな。
私の夢も願いも、一緒だから」
「へぇ...」
"夢"も"願い"も一緒...
俺は少し気になった。
「じゃあ、翔太は?何を頼むの??」
「…お前が言わないなら、俺も言わねぇ」
「何それー」
「…もういいから、ケーキ食わせて」
「…ごめん、もう食べちゃった‼」
「…テメ......//」
梨乃の願いが聞けたら、俺の願いも教えてやる。
"お前と永遠の時を刻むこと"ってずっと願ってたことを。
「――――早く花火大会にならないかなぁ...」
「あと1週間だな」
「…うん。
翔太と、私と、愛良と、楓君で行く花火大会が私の1番の楽しみなの」
「花火大会って言ったら少し嫌な思い出があるけどな」
「あの時は本当にごめんね。
翔太にこんな辛いこと教える事はできなかった」
あの時の思い出が浮かび上がる。
"別れてほしい"
"貴方が嫌い"と、
言われた時を――――――
でもそれは俺を泣かせたい為にと言う梨乃の優しさであった。
だけど、そんなの優しさじゃない。
俺はそう思っていた。
「…じゃあさ、今年は今までよりも楽しい花火大会にしような!」
「うんっ!」
花火大会が、より楽しくなってきた―――――
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「お前のさ、本当の夢って何?」
「えっ?」
つい、思って言ってしまった。
「…教えない」
「なんで?」
「今は、言わない。
…いつかきっと、言うね」
「―――――じゃあ、1つだけ何でも叶えられるって言ったら、何を頼む?」
「…それも秘密かな。
私の夢も願いも、一緒だから」
「へぇ...」
"夢"も"願い"も一緒...
俺は少し気になった。
「じゃあ、翔太は?何を頼むの??」
「…お前が言わないなら、俺も言わねぇ」
「何それー」
「…もういいから、ケーキ食わせて」
「…ごめん、もう食べちゃった‼」
「…テメ......//」
梨乃の願いが聞けたら、俺の願いも教えてやる。
"お前と永遠の時を刻むこと"ってずっと願ってたことを。
「――――早く花火大会にならないかなぁ...」
「あと1週間だな」
「…うん。
翔太と、私と、愛良と、楓君で行く花火大会が私の1番の楽しみなの」
「花火大会って言ったら少し嫌な思い出があるけどな」
「あの時は本当にごめんね。
翔太にこんな辛いこと教える事はできなかった」
あの時の思い出が浮かび上がる。
"別れてほしい"
"貴方が嫌い"と、
言われた時を――――――
でもそれは俺を泣かせたい為にと言う梨乃の優しさであった。
だけど、そんなの優しさじゃない。
俺はそう思っていた。
「…じゃあさ、今年は今までよりも楽しい花火大会にしような!」
「うんっ!」
花火大会が、より楽しくなってきた―――――
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