Forever with you
# 21
.
「ちょっと、今日の面会時間はもう終わってますよ!?」
「えっ...あの...」
「あっ...もしかして北村さん?」
「はい...」
「ごめんなさいね。
…それじゃ」
俺は昨日、医者に言われた。
"金本さんの容体は至って危険です。
ですから、できるだけ一緒に居てあげて下さい"
夜の面会時間も、俺は行けることになった。
哀しいことだけど、少しでも一緒にいたかった。
【ガチャッ】
「…梨乃?はいるぞ」
「…翔太?いいよっ」
梨乃が俺を待っていてくれた。
「…調子どう?」
「なんか今は調子良いよ!」
「良かった...」
ふと、カレンダーを見る。
7月28日に、赤丸が描かれている。
「―――――花火大会の日?」
「うん」
それは花火大会の日だった。
「…あと、3日。
3日で...花火大会か...」
「もう楽しみで仕方ないよ。
…早くこないかなぁ」
「そうだな」
その時、俺はくしゃみをしてしまった。
夏なのに、少し寒かった。
「…大丈夫?風邪ひいたの??」
「んー...」
「…ベットの中、入る?」
…
…えっ?
「何て言ったの?」
「…ベットの中、入る?」
「なっなっなっなんで!?」
愛梨乃の爆弾発言で、とんでもなく顔が赤くなった。
.
「ちょっと、今日の面会時間はもう終わってますよ!?」
「えっ...あの...」
「あっ...もしかして北村さん?」
「はい...」
「ごめんなさいね。
…それじゃ」
俺は昨日、医者に言われた。
"金本さんの容体は至って危険です。
ですから、できるだけ一緒に居てあげて下さい"
夜の面会時間も、俺は行けることになった。
哀しいことだけど、少しでも一緒にいたかった。
【ガチャッ】
「…梨乃?はいるぞ」
「…翔太?いいよっ」
梨乃が俺を待っていてくれた。
「…調子どう?」
「なんか今は調子良いよ!」
「良かった...」
ふと、カレンダーを見る。
7月28日に、赤丸が描かれている。
「―――――花火大会の日?」
「うん」
それは花火大会の日だった。
「…あと、3日。
3日で...花火大会か...」
「もう楽しみで仕方ないよ。
…早くこないかなぁ」
「そうだな」
その時、俺はくしゃみをしてしまった。
夏なのに、少し寒かった。
「…大丈夫?風邪ひいたの??」
「んー...」
「…ベットの中、入る?」
…
…えっ?
「何て言ったの?」
「…ベットの中、入る?」
「なっなっなっなんで!?」
愛梨乃の爆弾発言で、とんでもなく顔が赤くなった。
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