~綺姫×美龍総長~Ⅱ
「いったん落ち着けよ?な?樹梨」


「うん」


夏輝が私の手を取り・・・。


「ちょい行ってくる。すぐもどっから」



「あぁ」

徠輝が返事をし。


私は夏輝に連れられて病院の屋上に。


なーんも入ってこない。


頭が真っ白。


あっちは組の奴らがどぅにかするって

言ってまかせた。

今頃・・。頭が来てるだろう。


そんな考えをしてると・・。

「なぁ・・。樹梨なんでお前はそんなに我慢するんだ?」


「えっ?」


「一人でため込むなよ・・。お前はもぅ限界にきてるんだよ」


「・・・・・」


「泣きたい時は泣けよ?」


「なんで我慢するんだ?」


「俺何にもできねぇーけど胸ならかせっから」


「来いよ」


夏輝に抱き着き。


思いっきり泣いた。


呼吸がしずらい。


夏輝は子供をあやすように撫でてくれてる。


何時間たったんだろ?

私は泣きながら意識を手放した


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