〔完〕 うち、なでしこになるんだから
落ち込んでいる暇はない。
ボールを地面に置く。
右足裏をボールの上にかぶせる。
珠理側にボールを引き寄せるように、ボールを転がす。
ある程度のところで、ななめ右前へ方向を変える。
半円を描くようにゆっくり転がして・・・
ボールが珠理が思っていた方向とは、逆の方に転がってしまった。
何とか軌道修正。
簡単に思えて、実は難しい。
あれこれ苦戦しながら、ボールを転がして“ゆ”を描いた。
ボールを転がして、ひらがなを描く。そんなトレーニングを今している。
左足で同じように“ゆ”を描くが、右足よりもっと苦戦した。
珠理の利き足は右足だから。
できるだけ右足と同じように左足が使えるように、右の倍ひらがなを描いた。
“ゆ”、“ひ”、“そ”、“ん”、など。
珠理が思いついたひらがなを描いた。
ひらがなを描いているうちに、うっすらと汗をかいていた。
汗を拭いて、時計を見る。
あと、五分ぐらいボールをいじれる。
ボールを地面に置く。
右足裏をボールの上にかぶせる。
珠理側にボールを引き寄せるように、ボールを転がす。
ある程度のところで、ななめ右前へ方向を変える。
半円を描くようにゆっくり転がして・・・
ボールが珠理が思っていた方向とは、逆の方に転がってしまった。
何とか軌道修正。
簡単に思えて、実は難しい。
あれこれ苦戦しながら、ボールを転がして“ゆ”を描いた。
ボールを転がして、ひらがなを描く。そんなトレーニングを今している。
左足で同じように“ゆ”を描くが、右足よりもっと苦戦した。
珠理の利き足は右足だから。
できるだけ右足と同じように左足が使えるように、右の倍ひらがなを描いた。
“ゆ”、“ひ”、“そ”、“ん”、など。
珠理が思いついたひらがなを描いた。
ひらがなを描いているうちに、うっすらと汗をかいていた。
汗を拭いて、時計を見る。
あと、五分ぐらいボールをいじれる。