〔完〕 うち、なでしこになるんだから
後ろに振り返って時計を見ると、今、後半十八分をさしている。
交代や、退場があったからロスタイムが長くなるだろう。最悪四分ぐらいあるかもしれない。
っとなると、あと十分はあるっと思ってやった方がいいっと珠理は思う。
――集中、集中。――
珠理は自分の頬を叩く。
二点差あるからって、油断しないようにしないため。
二点差あっても、相手はこの試合を諦めてくれるとは限らない。
顔をあげて相手の表情を見ると、まだ諦めてない様子だ。
二点、いや三点取りにいくっと言う思いが、顔に出ているような気がする。
珠理は唇を一時的になくしてから、
「守りきろう!」
このまま勝ちたいから、自然と声が出た。
「おー!」
梗子が、珠理の声に応じてVサインを出す。
「絶対勝つぞー!!」
絆も声を出す。
その様子を見ると、珠理に勝ちたいという気持ちがますます湧いてくる。
ぴーぃ~♪
センターサークル内でボールが動いた。
交代や、退場があったからロスタイムが長くなるだろう。最悪四分ぐらいあるかもしれない。
っとなると、あと十分はあるっと思ってやった方がいいっと珠理は思う。
――集中、集中。――
珠理は自分の頬を叩く。
二点差あるからって、油断しないようにしないため。
二点差あっても、相手はこの試合を諦めてくれるとは限らない。
顔をあげて相手の表情を見ると、まだ諦めてない様子だ。
二点、いや三点取りにいくっと言う思いが、顔に出ているような気がする。
珠理は唇を一時的になくしてから、
「守りきろう!」
このまま勝ちたいから、自然と声が出た。
「おー!」
梗子が、珠理の声に応じてVサインを出す。
「絶対勝つぞー!!」
絆も声を出す。
その様子を見ると、珠理に勝ちたいという気持ちがますます湧いてくる。
ぴーぃ~♪
センターサークル内でボールが動いた。