〔完〕 うち、なでしこになるんだから
帰りの支度が済み、おにぎりを二個食べ終わったあと、
「ジュジュ、一緒に帰ろう。」
「うん。」
ショルダーバッグを右肩にかけ、満とすみれと一緒にロッカールームを出て、体育館をあとにした。
バス停まで、しゃべりながら歩いて。
バス停に着いた。バスを待っている列の中に、こころと万由、絆とみずきがいる。
この四人と珠理たちは一緒に乗り込んで、バスの中でしゃべった。
絆とみずきとこうしてしゃべれるのは、最後かもしれない。だからたくさんしゃべった。
その中で特に珠理が印象に残ったことは、絆が高等部に内進せず、女子サッカーの強豪校に入ろうとしていると言ったこと。
――ミツヤさん、上がらないんだ。――
絆がいない城崎ドルフィンガールズは想像できない。
絆がいるからこそ、このチームはまとまっている。だから・・・。
そのほかの話はほとんど頭に入っていない。
「ジュジュ、一緒に帰ろう。」
「うん。」
ショルダーバッグを右肩にかけ、満とすみれと一緒にロッカールームを出て、体育館をあとにした。
バス停まで、しゃべりながら歩いて。
バス停に着いた。バスを待っている列の中に、こころと万由、絆とみずきがいる。
この四人と珠理たちは一緒に乗り込んで、バスの中でしゃべった。
絆とみずきとこうしてしゃべれるのは、最後かもしれない。だからたくさんしゃべった。
その中で特に珠理が印象に残ったことは、絆が高等部に内進せず、女子サッカーの強豪校に入ろうとしていると言ったこと。
――ミツヤさん、上がらないんだ。――
絆がいない城崎ドルフィンガールズは想像できない。
絆がいるからこそ、このチームはまとまっている。だから・・・。
そのほかの話はほとんど頭に入っていない。