ふわふわ系彼氏。

3限目のチャイムが鳴った頃、私は校舎をあとにした。



こんな時、誰かが車で迎えに来てくれたらなぁ、なんて考えるけど、
お母さんは私が小さい頃に亡くなったし、
お父さんは仕事中だし、
おじいちゃんやおばあちゃんとも離れたところに暮らしてるし、
私の家には今誰もいない。




ため息をつきながら、駅への道を歩いた。
< 6 / 112 >

この作品をシェア

pagetop