Wild Rock
四人はアマンダの道案内により、今派遣されている修道院のある村に着いた。
小さな村だが人々は活気にあふれ、そしてアマンダは人々から愛され、慕われていた。
「あらシスター=アマンダ。お客様ですか?」
水汲みをしている一人の叔母さんが、アマンダに声をかけた。
「はい、昔の友人なんです。魔族に襲われているところを助けていただいたんです」
「ええっ?! あんまり研究ばかりされていらっしゃるから、襲われてしまうんです! 今危ないんですから、気をつけてくださいな!」
叔母さんに説教され、アマンダは軽く苦笑い。
「研究って、いったいお前は何の研究してるんだ?」
マリアに質問され、アマンダは怒られるのを覚悟で強気で言った。
「魔王復活を阻止するために、少しでも力をつけたくて、村の外で神聖魔法の練習を…」