私は空に恋をいています。       ~君がいるあの空~


    「莉里香。俺たちは

    お前が笑顔だったらそれでいい。

    けど 今のお前は逃げてる

    思い出すなら思い出して

    泣けばいいだろ!

    思い出しながら一歩ずつ

   前に進めばいいじゃんねーかよ!」




    「翔真」



   「お前なら 大丈夫。

    また あの頃みたいに笑って

    バスケしろ。

    俺の分も頑張って生きろ!

    そんで 絶対バスケ選手になれ!」



   そう言って 翔真は最後に

   今までで一番優しい笑顔をくれた。
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