クールな彼が好きすぎて困るんですが!!
お化けもゴキブリもゾンビも怖くないあたしの、唯一の弱点かもしれない。
てか弱点は言ってしまえば山田くん自身なんだが。
「山田くーん…もう着ましたか~?」
「まだ。簡単に背中にシップなんて貼れないでしょ」
…シッ…プ?
湿布!?え!?やっぱりケガしてたんだ!
「山田くん見せて!!」
「…え」
いやいや何その顔!裸じゃなくて背中をだよ!!せ・な・か!!
つか自分で脱いだくせに、変態だコイツ。みたいな目で見んなー!
と心の中でわめきながら、イスに山田くんを座らせる。
「…うわっ!めっちゃ赤くなってるよ!!?」
「あー…まぁ結構強めのボールだったしね」
何だそののほほんな感じは。