クールな彼が好きすぎて困るんですが!!
「…あー…ごめん」
「……へっ」
あれ、意外とあっさり?
山田くんはそう言うとあたしを離し、立ち上がって体操着が置いてある所まで歩いてった。
普通に着てるし……それはそれで、何か虚しいではないか。
はぁー…、ドキドキしてるのはあたしだけ?
「…山田くんが分かんない…」
「俺はあんたが分かんないよ」
……!?絶対聞こえてないと思ったのに!
勢い良く顔を上げると、同時に山田くんが隣に座った。
近っ……。
またドキドキするし~…。