クールな彼が好きすぎて困るんですが!!
ありがとう
山田くんと想いが通じ合って……どれくらい?
ずっと嬉しくて泣いてたんだけど……。
「あの…や、山田くん」
「何?」
「今のは…夢じゃないっすよね?」
何だか今さら、夢かと思えてきた。
本当はあたしにボールが当たってて、その衝撃で頭イッちゃって今までの全部あたしの妄想でした!みたいなオチは無いよね?
山田くんと、両想いになったんだよね…?
恐る恐る、ドキドキしながら山田くんの返答を待つ。
すると、山田くん得意の呆れた溜め息が零された。
「夢がいいの?」
「えっ!?嫌っす!!てかやっぱり夢じゃない!?」
「…夢だったら、全部都合の良い俺の妄想になるよね」