クールな彼が好きすぎて困るんですが!!


じっと見つめるあたしから目を反らし、数回目を泳がせると、




「…照れるんだよ。それくらい分かって」




へっ………。


そう赤い顔で吐き捨てるように言うと、湿布を手にドアに向かって歩き出してしまった。



…そういえば、結局湿布貼ってなかったな…。


なんて、山田くんの背中を見つめながら、冷静に考えてるあたしはヤバイみたい。


山田くんの言葉が頭の中でぐるぐる回ってて、現実に戻って来るのに時間が掛かった。



……あたし、今死ぬなら絶対心臓発作。




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