クールな彼が好きすぎて困るんですが!!
結局出て来たのは、こんなありきたりなもので。
ていうかわざわざ引き止めてまで言うことじゃなーいっ!!
なぜか山田くんは大!爆笑だけど。
「や、山田くん??」
「やっぱあんた、ズレてるよね」
ず、ズレてる!!
まぁ確かに冬に食べた方がアイスは美味しいと思うけど……ってこういう所がズレてるのか!!
でも山田くんが笑ってるしいっか。うん。
なんてのほほんと考えていたら、笑いが収まった山田くんがあたしを見つめて、
「あー…何か、余計に譲りたくなくなったかも」
「え?」
優しい瞳。キュンッと胸が高鳴る。
「想像以上に、俺あんたにハマってるみたい」