クールな彼が好きすぎて困るんですが!!
「何?もしかして聖くん、俺が柚希ちゃんと喋ってたから集中出来なかったとか…」
「うるさい黙れアホ」
「うっわぁ~ちょっと恐くない!何か弱い!」
な、なんか……二人の間に火花が見えるんですけど…。
喧嘩する相手間違ってません!?
ほら、松川くんとか唖然としてるよ!
「いいですか?試合再開しますよ?」
「あっはーい。んじゃ聖、俺が来たからもう負けねーよな?」
「…あんたが来なくても負けてない」
「ふ~ん?ま、取り合えず…」
―――――ピーッ!
試合再開の笛が鳴らされた瞬間、要くんは相手のパスボールをカットし前へと進んで行く。
うわっ…上手!え!?すごいっ!
あっという間にゴール前まで回り込むと、あっさりとゴールを決めてしまった。
「E組2点!」
B組28点、E組25点…。
すぐさま試合は動き出し、今度は松川くんがボールを手にした。
パスを繋ぎ、着実にゴールへと向かっていく。
そして、大きくジャンプして……えぇっ!?
ダンクシュート!?