クールな彼が好きすぎて困るんですが!!


何で男子と別車両なんだろう?

向かい側なら女子も全員座れそうだったけど…。




「美喜ちゃん?わざわざ別車両なんだね?」


「あったり前よぉ!これからする話、男子に聞かれたくないじゃん!」



あれ、急にお怒り?


先に座っていた六花ちゃんの隣に座らされ、美喜ちゃんは伊吹先輩の隣に座った。




「さて、じゃあ本題。みなさん、今日は何をする日ですか?」



コホンッと咳払いを一つして、美喜ちゃんが話し出した。


取り合えず、答えてみる。



「海で泳ぐ日?」


「はい残念不正解!!」



ブブーッと鳴らされた不正解音。


えぇっ!?どこから鳴らしたの今の!



「えーっと…男子と交流を深める?」


「惜しいけど不正解!」



あらら、六花ちゃんもバッサリ。


美喜ちゃんは『わかってないなぁ~』とか何とかボヤくと、やれやれといった様子で続けた。




「伊吹先輩はわかってると思いますけど……

今日は、“ちょっぴり大胆になっちゃおうデー☆”です!」



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